物欲的お座敷シューターの日々　

今夜ご紹介するのはCall of Duty the Modern Warfare3（MW3）のPC版、『Blood Brothers』ステージです。

今回はいつにも増して激しいネタバレを含みますので閲覧の際は充分にご注意ください。
（MW2の「Loose Ends」級と言えば判る人は判るはず）



ロシア超国家主義テロリスト「マカロフ」はロシア大統領を誘拐し、ヨーロッパで化学兵器によるテロを実行。
化学兵器による深刻な被害を受けたヨーロッパ全域へ、マカロフに同調するロシア軍が侵攻中。
もはやこれはテロではなく新たな世界大戦。



米国政府はマカロフがチェコのプラハで腹心の部下達と秘密会談を行おうとしている情報を得ました。
米国特殊部隊デルタフォースにマカロフ暗殺の命令が下されましたが、秘密会談の開催は6時間後。
ヨーロッパに展開している最も近いデルタのチームでも間に合いません。



デルタのメタル隊チームリーダーのサンドマンは、かつて「Operation Kingfish」で共に戦った戦友、TF141のプライスに情報を託しました。

TF141生き残り、プライスとソープは米軍のシェパード将軍殺害容疑で指名手配中。
部隊登録はすでに米軍から抹消されていますが、ニコライやユーリをはじめとした反マカロフのレジスタンスと共に孤独な戦いを続けています。



プライスはマカロフを秘密会談の場で暗殺することを決意。
TF141はロシア大統領派の特殊部隊の生き残り「カマロフ」とチェコのレジスタンス達と協力してマカロフ襲撃の作戦を進めます。
（悪党の「マカロフ」と味方の「カマロフ」を混同しないでくださいね）

この『Blood Brothers』ステージでは、PlayerはTF141に参加しているロシアのレジスタンス、ユーリを演じます。

『Blood Brothers』Play動画（PC版）
『Blood Brothers』Play動画（youtube）

マカロフが秘密会談の場に選んだのは、化学兵器や爆撃などの戦禍を免れたプラハの豪華ホテル。



襲撃の準備は整いました。
「カマロフ」が部下と共にホテル内部へ超国家主義者を装い潜入して情報収集。
ソープとユーリは秘密会談の会場となったホテルの2Fを眺望出来る改装中の教会の鐘楼で狙撃準備。
プライスはホテルの最上階に待機して、マカロフがホテルに到着次第、ラペリング降下して会場に突入します。



マカロフはBTR装甲車に護衛されたリムジンで到着予定ですが、車列にはダミーのリムジンが含まれており、どのリムジンにターゲットのマカロフが乗っているかは到着しないと判りません。

．．．冒頭ムービーではユーリの銃は対物ライフルM82A1なんですけど．．．



実際のPlay画面ではユーリとソープの銃はレミントン製の狙撃銃、RSASSになりました。



マカロフは当初の予定よりやや遅れてホテルに到着しました。
ユーリとソープは教会から、ホテルの玄関先に停車した車列3両目のリムジンの窓にマカロフの姿を認めます。



なるほど。もし対物ライフルM82A1装備だったらココで話が終わるところでした。
リムジンの防弾ガラス越しでもマカロフを暗殺できたはず。

マカロフはホテルの玄関でリムジンから降りようとはせず、ユーリとソープが使うRSASSの7.62mm弾では暗殺はままなりません。
マカロフのリムジンはホテルの地下駐車場へ消えます。




こうなれば当初の計画通り、ホテルの2Ｆで秘密会談が開始されるタイミングを襲撃するしかありません。
ホテル内部に潜入しているカマロフに無線で作戦開始を伝えるプライス。
しかしカマロフからは応答がありません。

ソープ：「奴は無線のスイッチを入れるのを忘れてるんだろう」
（そんな馬鹿な）

マカロフが到着したこのタイミングを逃すわけには行きません。
プライスはカマロフ抜きで作戦の実行を決定します。
ホテルの最上階の時計塔でユーリとソープに合図を送るプライス。



秘密会談会場のホテル2Fを目指し、ラペリング降下を開始します。
時計塔の文字盤まで降下して待機するプライス。



ユーリとソープはホテル 2Fのバルコニーの警備兵を狙撃して排除。
プライスはタイミングを合わせて会場内に突入しました。





会場内には秘密会談の参加者の姿はありませんでした。
（杜撰な計画というかなんというか．．．）
警備兵が次々と現れますが、ユーリとソープの狙撃、そしてプライスの射撃で制圧します。



地下駐車場からエレベーターが会場へ上がってきました。
しかし開いたエレベーターのドアの先には．．．椅子に縛り付けられた「カマロフ」の姿。

カマロフ：「すまない．．．プライス．．．」
カマロフが捕らえられ、TF141の作戦はマカロフに筒抜けになっていたのでした。

「プライス．．．地獄がお前を待っているぞ．．．」

マカロフからの通信がTF141のヘッドセットに流れ、エレベーター内のカマロフに括りつけられた爆弾が起爆モードに入ります。（判りやすい赤色灯の点滅．．．え？）



ホテルの2Fから脱出を図るプライス。
大爆発！
ユーリとソープはプライスの安否を確認することが出来ません。



マカロフ：「ユーリ．．わが友よ．．お前はここへ来るべきではなかった」
ソープ：「クソ！何だって？」



しかしその会話の直後、ユーリとソープが狙撃ポイントとして使った教会の鐘楼にも爆弾が起爆モードに入ったことを告げる判りやすい赤色灯の点滅。（え？）

ソープ：「畜生！ここを出るぞ！」

ソープはユーリを鐘楼の窓から外に突き飛ばし、自らも身を躍らせます。
大爆発！



教会の鐘楼は爆発で吹き飛び、ユーリとソープは地上へ落下しながら教会の外壁に組まれていた改築用の足場に激突。
ユーリは2段の足場に衝突してから地上に落ちて若干衝撃が和らぎますが、ソープは地上へ激しく激突。




ユーリがピクリとも動かないソープへ向かって這いずる中、ホテルから脱出に成功したプライスが駆けつけます。
プライスはソープの上に倒れ掛かっていた足場を取り除き、ユーリにソープを担いで自分に続くように命令。
教会前の広場から脱出を図ります。




ソープは苦しい息の中、プライスにマカロフがユーリと旧知の仲であることを告げようとします。
TF141の無線でマカロフがしゃべったワケなので、プライスも聞いている筈なのですが．．．大丈夫かシナリオ作者。
（答え：全然大丈夫じゃありません）

BTR装甲車の重機関銃の射撃やRPGが飛び交う中、プライスが先導してソープを担いだユーリが続きます。



正面にハボック戦闘ヘリ！
路上を進むのは自殺行為です。



プライスは脇の建物の敷地に入り、M4A1のグレネードランチャーを撃ち込んで建物の壁を破壊。
建物伝いに逃走を続けます。




上空を旋回するハボック戦闘ヘリ。
今度はユーリが先導して敵を排除し、プライスがソープを担いで続きます。




建物内でロシア兵と遭遇。
ユーリはプライスから譲り受けたM4A1で迅速に排除しますが、建物の外にはさらに多数のロシア兵が展開。




ユーリの援護のもと、プライスはソープを担いで次の建物へ。



ユーリは建物の屋上に現れた狙撃兵を倒して時間を稼ぎますが、上空のハボック戦闘ヘリから激しい機銃掃射を受けて、プライスとソープが待つ建物内に駆け込みます。




建物から道路に出て再び移動を再開。
ユーリは現れるロシア兵を排除しながら、プライスとソープを小さな公園まで援護します。





UAZ軽車両やBTR装甲車、ハボック戦闘ヘリ、続々と現れるロシア兵達に追い詰められるTF141。




しかし何というタイミングの良さ。
公園の突き当たりの建物からチェコのレジスタンス達が現れ、TF141を建物内に引き入れてくれます。




建物内のテーブルの上に重傷のソープを横たえるプライス。
ユーリはソープの傷口を押さえて出血を抑えます。



ソープ：「プライス．．．マカロフは．．．ユーリの知り合いだ．．．」
そう告げて息絶えるソープ。



ソープの死に動転して取り乱すプライス。
レジスタンスはプライスに至急の脱出を薦めますが、プライスはソープとの別れを惜しみます。
愛用していたM1911をソープの胸に供え、遂に別れを告げるプライス。



建物の地下室から伸びる脱出路を目指し、地下室へのドアをユーリに開けさせます。
ドアを開けるユーリ。
しかしその直後、ユーリはプライスから強烈な顔面パンチを喰らって、地下室への階段を転げ落ちます。



意識が朦朧とするユーリに詰め寄りデザートイーグルを突きつけるプライス。



プライス：「ソープはお前を信頼していた。俺もお前を信頼できると思っていた．．．さあ！なぜマカロフがお前を知っているのか話せ！！」

ユーリは驚くべき過去を語り出します。

ユーリは実は元ロシア超国家主義者。
（勘の良い人はMW3で最初にユーリが登場した時点で、マカロフ達と同じロシア超国家主義者の刺青が両腕に刻まれているのに気づいたかもしれません）

約20年前の1996年、英国特殊部隊SASに所属していたプライスが、チェルノブイリでロシア超国家主義者のテロリスト、イムラン・ザカエフの暗殺に失敗した際、ザカエフが乗ったUAZのドライバーがマカロフ。
その時ユーリも仲間として同乗していたのでした。
（あれ。じゃあユーリも結構ｵｻｰﾝだ）




マカロフとユーリはその後もザカエフと行動を共にし、MW1では中東の小国でクーデターを演出。
現政権の支援のために首都へ進駐した米軍を首都もろとも核兵器で殲滅するテロに参加していました。
ユーリはマカロフの盟友だったのです。



MW1のラストでSASのプライスとソープがザカエフを倒した後、新たなロシア超国家主義者のリーダーとなったマカロフ。
しかしユーリはマカロフの行動に狂気を感じ始めました。

マカロフがモスクワ空港で米国人によるテロを偽装し、民間人を大量虐殺して米露を戦争に陥れようとしている計画（MW2）を知ったユーリは裏切りを決意。
米軍へ情報をリークしてテロを防ごうとしました。

しかしその情報を受け取った米軍のシェパード将軍がマカロフとグルだったため、ユーリの裏切りはマカロフの知るところとなり、モスクワ空港での民間人虐殺テロの直前、マカロフに撃たれて生死の境を彷徨ったのでした。




モスクワ空港テロの数少ない生存者として一命を取り留めたユーリ。



全てを聞いたプライスはユーリに銃を突きつけながら告げます。

プライス：「いいだろう。お前を生かしておいてやる。今のところはな」



次回ステージ『Stronghold』ではソープを殺され復讐に燃えるプライスが、ユーリと共にマカロフの秘密要塞に潜入します。




【これまでのCall of Duty the Modern Warfare3ステージ】
『Black Tuesday』ステージ
『Hunter Killer』ステージ
『MW3 Persona Non Grata』ステージ
『Turbulence』ステージ
『Back on the Grid』ステージ
『Mind the Gap』ステージ
『Goalpost』ステージ
『Return to Sender』ステージ
『Bag and Drag』ステージ
『IronLady』ステージ
『Eye of the Storm』ステージ

これまでの投稿はこちらでサムネイルから閲覧いただけます。

★物欲警報★
・HK416用 M320グレネードランチャー（後でDXバージョンを見つけてまた買うとは思いませんでした）
・HALO Reach Real Noble-Six
・STARWARSベーシックフィギュア用
　　X-wing Red小隊を再現
　　Snow Speeder （プロポーションバッチリです）
　　TIEインターセプター エリート（ソーラーパネルの赤ラインには賛否あると思います）
　　TIEボンバー（ウエザリングが秀逸）
　　TIEアドバンスド（カッチリした出来で満足）
　　TIE Fighterビンテージ（凄すぎ）
　　B-wing（デカイ．．．でも弱い．．．）
　　A-wing（最近の限定仕様だそうで）
　　TIE Fighter
　　TIE Interceptor
　　Y-wing （老兵やはり外せず）
　　アルティメット ミレニアム・ファルコン （究極）
・1/16 Fire Ballの3機小隊を配備したい．．．（→結局配備）
・小さ目のリアルプロポーションX-wing（Red5）のProp → 夢のようなハズブロ社製アイテムを頂戴しました！
・サイレンサー付きのSR-25（まさかSIG552みたいに2丁買うとは）
・東京マルイSIG552+RASの2丁目（だってビショップのACOG版とローガンのC-more版で2丁必要なのです）
・ARES WA2000（思ってたよりずっと良いです。木製ストックが最高）
・ICS製SIG552用ダミーカート入りマガジン（まさかダミーカートを自分で塗装する羽目になるとは）